こんにちは！今回は、Node.jsを使ってNotionのプラグイン（正確にはカスタム連携アプリ）を作成してみたので、その手順を共有したいと思います。NotionのAPIを活用して、自分だけの機能を追加してみましょう。

はじめに

Notionは強力なノートツールですが、公式のプラグイン機能はまだ提供されていません。しかし、Notion APIを使うことで、外部からデータの読み書きが可能です。これを利用して、Node.jsでカスタムアプリケーションを作成できます。

必要なもの

Node.js（v14以降）
Notionアカウント
Notion APIキー

ステップ1：Notion APIの準備

1.1 Notion APIインテグレーションを作成

Notionの開発者向けポータルにアクセスします。
"New integration"ボタンをクリック。
名前を入力し、適切な権限を設定します。
"Submit"をクリックして、インテグレーションを作成します。
Internal Integration Tokenをコピーします。

1.2 データベースの準備

Notionで、新しいページまたは既存のページを開きます。
データベースを作成します（例：ToDoリスト）。
ページの右上の**"•••"をクリックし、"Add connections"**を選択。
先ほど作成したインテグレーションを選択して、ページにアクセス権を与えます。

ステップ2：Node.jsプロジェクトのセットアップ

2.1 プロジェクトの作成

ターミナルで以下のコマンドを実行します。

bash

Copy code

mkdir notion-plugin cd notion-plugin npm init -y

2.2 必要なパッケージのインストール

bash

Copy code

npm install @notionhq/client dotenv

@notionhq/client：Notion APIの公式クライアント。
dotenv：環境変数を扱うためのパッケージ。

ステップ3：環境変数の設定

プロジェクト直下に.envファイルを作成し、以下を記述します。

env

Copy code

NOTION_TOKEN=your_integration_token_here DATABASE_ID=your_database_id_here

NOTION_TOKEN：先ほどコピーしたInternal Integration Token。
DATABASE_ID：操作したいデータベースのID（URLから取得できます）。

ステップ4：コードを書く

index.jsというファイルを作成し、以下のコードを記述します。

javascript

Copy code

require('dotenv').config(); const { Client } = require('@notionhq/client'); // Notionクライアントを初期化 const notion = new Client({ auth: process.env.NOTION_TOKEN }); // データベースIDを取得 const databaseId = process.env.DATABASE_ID; // データベースからアイテムを取得する関数 async function getDatabaseItems() { const response = await notion.databases.query({ database_id: databaseId }); console.log('Database items:', response.results); } // 新しいアイテムを追加する関数 async function addItem(text) { const response = await notion.pages.create({ parent: { database_id: databaseId }, properties: { Name: { title: [ { text: { content: text, }, }, ], }, }, }); console.log('New item added:', response); } // メイン関数 (async () => { await getDatabaseItems(); await addItem('新しいタスク'); })();

ステップ5：コードを実行

ターミナルで以下のコマンドを実行します。

bash

Copy code

node index.js

結果：データベース内の既存のアイテムが表示され、新しいアイテムが追加されます。

ステップ6：動作確認

Notionのデータベースを確認し、新しいタスクというアイテムが追加されていることを確認します。

まとめ

これで、Node.jsを使ってNotionのデータベースを操作する簡単なアプリケーションが完成しました。Notion APIを活用することで、タスクの自動化やデータの同期など、さまざまな拡張が可能です。

今後の発展

タスクの自動更新：定期的にタスクのステータスを更新。
他サービスとの連携：GoogleカレンダーやSlackと連携。
ユーザーインターフェースの追加：Express.jsを使ってウェブアプリ化。

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